代表プロフィール

わたし

じめまして、障害年金 支援 ネットワークJP の 小清水哲雄 と申します。

1966年に神奈川県平塚市で生まれ、現在は、秦野市に住んでおります。
2004年に社会保険労務士資格を取得しました。

大学卒業後、教育機関においてシステム開発、人事労務等の管理業務に携わり、その後、
日本年金機構の発足と共に移籍し、厚生年金を中心に年金業務に携わって参りました。

平塚年金事務所、高津年金事務所においては、多くの企業様、年金請求者の方々との関わり
合いの中で、いかに社会保険制度の維持に貢献できるか、自身の持つ力を大いに発揮でき、
使命感を持って仕事に携わることができました。このことに、まずは感謝しております。

一方、社会保険制度が、国民の皆様に正しく理解されたいないことに、大変危機感を感じ、
また制度を知るものと、そうでないものとの格差に、強い違和感を抱いていたことも事実で
あります。

国の制度、そして、その制度によって必要な支援を受ける人との間の、垣根の存在を見てき
ました。
本来であれば、垣根があること自体がおかしいことですが、これが現実でした。この垣根を
とり払い、制度とそれを必要とする人とを「つなぐ」役割を担う人材や仕組みが圧倒的に不
足しております。そして、その役割に対する使命感を感じるようにもなりました。

私は、この現状に対し、制度とそれを必要とする人とを「つなぐ」役割を担う決意をし、
ここ秦野の地に活動をスタートした訳であります。

私にとっては、これは「社会貢献活動」です。

このサービスを必要とする人、助けを必要とする人、これらの人に対し、制度を正しく伝え
たい。そして、世界に誇れる日本の社会保障制度を自身のために活用してほしい。社会保障
制度は、助けあい、支え合いの仕組みです。

結果、生活の不安に悩むことなく、将来に希望を持てるように・・・。
さらに、生活の基盤を作る就業の支援までもサポートして行きます。
年金事務所における勤務によって得た「価値あるスキルとパイプ」を活かし、力を尽くした
い。

この制度に、希望の光を感じる人のために、力のある限り・・・。

 

年金事務所 勤務を経て(平塚)

本年金機構発足とともにお世話になり、年金業務に携わることになりました。平成22年1月のことです。

最初の配属先は、平塚年金事務所でした。主に事業所様からの届出を管理する適用調査業務(厚生年金)です。
日本年金機構が発足し、組織自体が混乱している中での船出でありました。仕事内容もよくわからず、知識も十分でなく、そんな状況にも関わらず、お客様はこちらを年金業務のプロであるという見方で来られます。とても苦しかった記憶があります。
併せて組織のマネジメントも私の重要な役割の一つでありました。機構発足とともに、人員刷新と言えるほどメンバの入れ替えがあり、皆が手探り状態でありました。
また、年金記録問題に端を発した年金記録の訂正請求も多く、その対応も続いていました。
当然、年金の支給相談業務もやりました。他部署の業務でしたが、来所者数も多かったため、部署の垣根を越えた体制での対応でした。

年金相談業務は、お客様に対し年金の受給手続きをご案内する仕事です。相談ブースでの1対1の対応です。とにかく、お客様の現状と要望を、聞くことから始まります。とにかく、色々なお話を聞きました。色々な方がいらっしゃいました。それゆえに、お客様からの「感謝の言葉」を多くいただける場であります。この「感謝の言葉」は、仕事のやりがいの源泉だな、感じる瞬間でもありました。感謝されることは、嬉しいですね、、、もっと頑張ろう、と思えます。

こうして年金事務所に相談に来られる方であれば、お話をきき必要な手続きや年金制度の仕組みを説明することができますが、そうでない方は、そもそも仕組み自体を知らなかったり、受け取れることさえ知らない、そんなことがあるなと感じる場面でもありました。来られるということは、何か情報を得て、疑問を感じるから来られる、、しかし、情報を得てない方、知らないから行動を起こせない方、、、いらっしゃるな・・・と。ただ、知らないだけで、こんなにも差が出てしまう、、情報弱者?

しかし、社会保障制度(年金、医療)は、助け合いの制度、支え合いの制度、誰もが同じように権利を行使できるべき。知らないだけで、不利益になるのはおかしい、と感じます。

ならば、知っている者が、知らない者へ、伝えなければならない。それが、知っている者の責務なのだろう。
情報弱者を作らないように・・・。そう感じます。

年金の分野において、この状況が顕著なのが「障害年金」です。老齢年金は、受給年齢になればお手紙が国から届く仕組みになっており、遺族年金についても亡くなられた方に関する様々な事務手続きが必要になるのが明らかであるため、「年金についても何かしなければいけない」というようになります。

しかし、この障害年金は、少し違います。だから、受給できることを知らない、ということが起きます。
また、誰もが受け取るものでないため、受けることを躊躇する、なんてこともおきます。

障害年金は、年金事務所の職員でさえ、対応するのにハードルが高い分野です。全員が対応できるわけではありません。
年金の知識、医療の知識、手続きの知識など、多くのスキルが必要になるため、職員でさえ躊躇します。
障害年金イコール難しい、という印象が先行してしまっているのでしょう。

 

年金事務所 勤務を経て(高津)

津は、川崎市の北部を管轄しています。

神奈川県内の年金事務所の中でも、事業所数、被保険者数、年金相談者数がもっとも多い年金事務所の一つです。ここでも、事業所様からの届出を管理する適用調査業務(厚生年金)に携わり、併せて組織のマネジメントも担っておりました。

もっとも大切にしていたことは、「チームづくり」でした。結果ではなく、プロセス重視、そして、多様性。

 

 

、私は日本年金機構という組織を離れ、活動をしています。
知っている者が、知らない者へ、伝えなければならない、という責務を担い、、、少しでも情報を得られず不利益な状況にならないよう、支え合い、助け合い、皆が幸福になる世の中になるよう、できることを、自分なりに・・・。

そんな思いです。

 

特定社会保険労務士
年金コンサルタント

小清水 哲雄